年末のご挨拶

2023年12月26日

年末に差し掛かり、ようやく冬らしい寒さが到来しました。観測史上最も高い気温の夏を経験した後でもあり、季節に見合った寒さにホッとされている方も多いのではないでしょうか。

今年もロシアのウクライナ侵攻による戦争は終わりが見えず、更にはイスラエルによるガザ地区への侵攻と世界の様々な場所で一般市民の平和な生活を破壊する行為が繰り広げられています。国内においても昨年来から続く円安や原材料の高騰などの影響で厳しい状況が続いています。新聞やニュースに目を通しても、目を覆いたくなるような記事も多く、華やかなスポーツコーナーなどとのコントラストの高さに驚きつつ、少しずつ慣れてしまっている自分自身がいることに戸惑うことがあります。

そのスポーツの面では、日本が世界で輝きを放った記憶が鮮明です。野球のWBS優勝に始まり、Brave Blossomことラグビー日本代表となでしこジャパンこと女子サッカー日本代表がワールドカップで躍動、更にはバスケットボール男子日本代表とバレーボール男子日本代表がそれぞれパリオリンピック出場権を獲得するなど、目覚ましい活躍で日本中を沸かせました。どのような状況にあっても自分自身を強く持ち、仲間との信頼関係を構築して活躍する選手やスタッフを見本としなければと感じる場面がたくさんありました。

さて、弊社イノベーティブ・ソリューションは多くのお客様やパートナー様のお陰で、節目の10年目を迎えております。年度を跨いでご支援させて頂いているお客様、新たにご契約頂いたお客様などおられ、様々なご支援をさせて頂きました。

コンサルティングの部門では、弊社が得意としている製造・物流領域においてパッケージシステムの企画・設計、要件定義、開発及びテスト、導入、更には保守・運用まで一連の業務における経験を更に積んだ一年間となりました。弊社パートナーのマンハッタン・アソシエイツ社のWMSでは、某製造業様の拠点が無事稼働を迎えました。
また、プロセスの結果として生成されるデータの利活用に関しても様々な取り組みを行っています。複数のパッケージベンダー様と新たにパートナー契約を締結し提供サービスを拡大、また従来のスタティックなデータ収集・蓄積からの分析のみならず、プロセスマイニングを活用したリアルタイムディスカバリーとモニタリングという領域へのチャレンジなども行っています。

開発部門では、システム開発の内製化に取り組む企業様のご支援に力を注いできました。情報システムの重要性は高まり続ける中、IT人材が不足するという情勢は直ぐに解消される見込みはありません。これまで以上のスピードでシステム開発とその運用というシステムのライフサイクル全般にわたる生産性の向上が極めて重要です。
弊社ではGeneXusというツールとその活用方法におけるエキスパート集団として、如何にお客様の情報部門の課題解決に導くかという点で常に情報収集、研究を積み重ねており、来年も引き続き価値あるサービスを提供させて頂きます。

パンデミックも明け、弊社も今年は3年ぶりの社員旅行を実施いたしました。来年は10周年記念イベントも企画しており、多忙な一年となりそうです。

一年間のご愛顧に心から感謝すると共に、来年もイノベーティブなソリューションを提供し続けることで皆様にとって価値ある会社と評価頂けるよう邁進する所存です。2024年が皆様にとって素晴らしい年となりますように、そして平穏な暮らしがより多くの人に訪れるよう祈念して年末のご挨拶とさせて頂きます。

取締役(EVP)
木下 雅幸