年末のご挨拶

2025年も残すところ僅かとなりました。
本年も株式会社イノベーティブ・ソリューションズに格別のご支援を賜り、誠にありがとうございました。
振り返りますと、本年も「観測史上最も暑い夏」となり、気候変動の影響を身近に感じる一年でした。
また、東北や北海道地方ではクマによる被害が社会問題として大きく取り上げられましたが、これらの出来事は決して無関係なものではなく、気候や生態系の変化という同じ文脈の中で捉えるべき事象であると感じております。
私たちが長年当たり前としてきた前提が、静かに、しかし確実に変わりつつあることを示す一幕であったのではないでしょうか。

そのような中、弊社におきましても、2025年は大きな変革の兆しを感じる年となりました。
まず、開発本部では、昨年度に業務提携したパワーソリューションズとの相乗効果が徐々に顕在化し、人材面・体制面での連携が具体的な成果として現れ始めています。
グループ内での人材交流やノウハウ共有を通じて、開発体制の柔軟性と対応力が向上し、基幹システムを中心とした案件においても、スピードと品質の両立を図ることが可能となってきました。
今後も、グループ連携によって強化された体制を活かし、品質とスピードを両立させた開発力をさらに磨き上げるとともに、お客様が長期にわたり安心して利用できるシステムの提供に努めてまいります。

次に、コンサルティング本部においては、昨年より取り扱いを開始した複数のソリューションを核としたビジネスの育成過程にあり、新しいソリューションの習得と同時に、これまで弊社が蓄積してきたノウハウや手法を、どのように転換し、活用していくべきかを模索する一年となりました。
新たな取り組みであるがゆえに、従来のやり方がそのまま通用しない場面も多く、いわば「生みの苦しみ」を伴う試行錯誤の連続ではありましたが、その過程を通じて、次のステージに進むための課題と可能性が、より明確になってきたと感じております。
これまでの試行錯誤を通じて得られた知見を基盤に、取り扱うソリューション群を当社ならではの価値として昇華させ、お客様の課題解決により深く貢献できるフェーズへと進んでいきたいと考えております。

来る年が皆様にとってより良き一年となりますこと、そして平穏な日常が一日も早く広がっていくことを心より祈念し、年末のご挨拶とさせていただきます。

取締役 CRO 木下 雅幸