2017年 新年のご挨拶を掲載しました​

2017/1/1 / Yutaka Hosoe

無事設立3年目を迎えることができました。
これもひとえに皆様方のご支援の賜物と感謝しております。​

新年あけましておめでとうございます。
設立以来、多くの企業、個人の皆様と「人口減少がビジネス、個人の生活、社会ではどう影響を及ぼすか?」 について議論させていただきました。一言で「生産性向上」と言ってもその言葉から受けるイメージが大きく異なっていることがわかりました。個人から見ると、経営サイドの言う「生産性向上」は、ある時は「労働強化」であったり、またある時は「ロボットや設備に仕事を奪われる」と聞こえています。
また直近では、個人である消費者の要求への過度の対応によって、企業の「生産性低下」が発生しており、結果として個人である労働者を苦しめている状況もありました。
人口減少は「人が減る」ことですから、私達の目指す「生産性向上」は、

  1. 価値ある「人」を大切にし、
  2. その価値に見合う「人」の能力を高める
  3. 「人」に負担をかける、ムリ、ムラ、ムダを排除する

ことであることがより明確になりました。

「人はいくらでもいる。」から「人がいない。」へとパラダイムシフトが起こります。
今後あらゆるところに矛盾が生まれ、かつ問題は構造的に考えないと解決しないことが予想されます。構造的な問題、それは自社や自部門だけでは決して解決できません。
そんな構造的問題を解決する有効な方法が「プロセスで考える」スタンスです。

2017年、私達からの提案は以下の3点です。

1、業務プロセスの標準化

問題の構造を明らかにするためにプロセスフローを作り、因果関係を明らかにします。
利害関係者が構造を「共有」し、解決策を「検証」し標準化する。標準化されたプロセスを「再利用」する

2、標準化されたプロセスの効率化

プロセスを標準化できる能力が人に備わった後は、何をIT化するのかが問われます。
人は何を担当し、何をロボット・設備やAIに任せるか? それを決めるのは人ですし、標準化されていない仕事をロボットやAIに任せることはできません。

3、プロセス変更に柔軟に対応できるIT

一度プロセス思考が身に付くと改善はプロセス変更を意味します。プロセス変更に柔軟に対応できることがシステム開発の必須要件になります。IT化のプロセスも人海戦術ではなく、要件変更に伴う「影響度調査」「システム変更」「テスト」の生産性を高める必要があります。

上記3点について、一貫したソリューションを提供することでお客様の「生産性向上」を実現します。

2017年1月
株式会社イノベーティブ・ソリューションズ
代表取締役 細江 浩