弊社イノベーティブ・ソリューションズは2024年で10周年を迎えます
そこで10周年を記念して、ウイスキーカスク(樽)を購入しISOLオリジナルボトルを作成いたします。
ウイスキーカスク選び
↓
ボトルやラベルのデザイン
↓
ウイスキーのボトル詰め
↓
スコットランドから日本に輸送し、
皆様にお届けできるようになるまでの過程を本ブログにてお届けします。
カスクの購入はカスクへの投資
カスク購入は、はじめてのこともあり、カスクを取り扱う「ウイスキー・カスク・インベストメント(以下、WCI)」を通じて行いました。
まず、カスクを購入する目的として「カスク投資」があり、そのゴールの一つとして「プライベートボトリング」というサービスが存在することがわかりました。
ウイスキーカスクが投資対象になったのは、ウイスキーの世界的な需要拡大による価格上昇で、その成長率は、例えば2021年初頭の予想年間資本成長率は12.76%で、市場が不安定な環境でも安定した成長率を維持しています。資産運用のポートフォリオとして、景気に左右されやすい有価証券のみではなく、安定的な成長率の実物資産として注目が集まっているのです。
私達は投資のつもりではないですが、カスク投資のおかげでプライベートカスクが身近になるのはありがたい事です。
カスク購入にかかる費用の話
カスク購入を決めたので、リンクウッドの購入にかかった初期費用および今後プライベートボトルが手元に届くまでにかかる費用の概算を紹介します。んだ2種類のカスクがこちらです。
1. カスク購入初期費用
前回、カスクの選定をしましたので選んだカスクについて概算を出します。カスクの価格はポンドなので、カスクの価格は為替レートに影響を受けます。この時は急激な円安のピークだったので170円/ポンドとかなり高い時期に買いました。
支払方法は海外送金すれば良かったのですが、急いでいたのでクレジット決済をしました。その結果樽の管理者にもよりますが2.8%チャージされました。
販売手数料としてWCIへ税込みで11%を支払います。WCIには、これからボトルが手元に届くまでサポートして頂きます。
カスク選定のところで一番の課題だった、「味見していない!」点について、所有権が移転した段階で樽の状態、酒量、アルコール度数の確認とサンプリングを依頼します。依頼後1カ月程でサンプルが届きます。ここまでが初期費用です。
2. 維持・管理費
これは現地の保管会社によるそうですが、保管料は年間50~100ポンドかかります。
3. ボトリング・輸送費
ボトリングの前にやらなければならないいけないことは、ボトルを決めて、それに合うラベルデザインにすることです。これも現地企業がアレンジしてくれ、いくつかの案から選びながら決めていきます。当然のことながら、凝っていくと費用はどんどん上がっていく事になりますので注意が必要です。このあたりはエンジェルズシェアー(天使の分け前)によって量が減っていったり、アルコール度数によっては加水によってボトル数が増えたりするので、ザックリとカスク当り4、000~4,400ポンドという概算となっています。
最も費用に影響を与えるのは輸送費で、航空便にすると輸送時間は短いですが、船便の4倍ほどになります。
ちなみに当社は今回、シングルカスクのカスクストレングスでノンチルフィルター、ノンカラード(樽出し原酒)でいこうと思います
4. 税金
日本に着いてもまだ費用は掛かります。税関を通過しなければならず、税金は実費となるためあくまで概算ですが、20万円~30万円程度になります。これ以外にも、ドレージ(港から保管場所に陸送)する費用もかかります。
現時点でかかった費用は1,のみですが、まだ2,3,4と費用は掛かります。全体費用の大枠は出たわけなので、これを1本あたりの費用に換算すると16,000円前後になると思われます。リンクウッド15年のシングルカスク、カスクストレングスだと市販品で15,000円~25,000円であろう事から、この数字はなんだか正しいような気がしてきました。