弊社イノベーティブ・ソリューションズは2024年で10周年を迎えます

そこで10周年を記念して、ウイスキーカスク(樽)を購入しISOLオリジナルボトルを作成いたします。

ウイスキーカスク選び

ボトルやラベルのデザイン

ウイスキーのボトル詰め

スコットランドから日本に輸送し、
皆様にお届けできるようになるまでの過程を本ブログにてお届けします。

シリアルナンバーを入れると...

前回、ラベルデザインのサンプルを先方ボトラーから頂いたことで、私たちがラベルに盛り込みたい内容がより鮮明になってきました。(詳細は前回のブログをご確認ください!)特に今回こだわりたかったのは「シリアルナンバーを入れること」かもしれません。今回のカスクから取れるボトルの本数は大体180本弱ほど。実際にボトリングしてみたらもっと少ないかもしれません。そのうちの1本だという特別感を、シリアルナンバーを振ることで感じていただきたいと思っています。

とにかくシリアルナンバーはプリントでも手書きでもいいので必ず入れたい!と念押しすると、先方から以下のような返信がありました。

スケジュールを確認しましょう

まず、ナンバリングすることはまったくもって問題ないと言ってくれましたが、ここで一旦スケジュールを再確認しましょう。と言われました。

通常、加水をしてアルコール度数を下げる場合はデザインが完成次第、ラベルを印刷し、カスクを保管倉庫からボトリングホールに移動させる際に、ラベルも一緒に配送することができます。また、ボトリングとラベリングを一緒に予約・完了させることができるので、より早く完成するそうです。

イメージだとこんな感じです

ただ、弊社のオリジナルウイスキーは加水はせず、カスクストレングスでボトリングをお願いしています。

カスクストレングスの場合どういう工程になるのかというと、デザインが決定したら、ボトリングは空いている枠で予約され、カスクをボトリングホールへ移動します。ボトリングを行う際にABV(Alcohol by Volume=容量ベースのアルコール、または液体全体のパーセンテージとして計測されるアルコール強度)を測定し、ボトリング完了時に最終的なボトル本数が明らかになります。
そこからやっとシリアルナンバーを手書き/印刷してようやくラベルの印刷が完了。ラベリングのためにボトリングホールの空き枠を再び待つことになります。

工数が倍に....!

カスクストレングス+シリアルナンバーを入れることで工程が増え、その分時間もお金もかかります。

メールの最後にはこうありました。
“In reality, we could upon completing the labels receive them and a bottling slot within days rather than weeks; it just depends on the current schedule of the label company and bottling hall. In my experience there is always a delay somewhere in the chain so I’m being cautious with my timings.”
『基本的にラベルが完成すれば数週間もかからず、数日でボトリング枠を確保できるのですが、正直なところ、それはラベル会社とボトリングホールの現在のスケジュール次第です。私の経験上、流れのどこかで必ず遅れが生じるので、タイミングには慎重になっています。』

ですよねぇ…苦笑
それでもやっぱりカスクストレングスで、ラベルにはシリアルナンバーを施したい。
先方と細かくスケジュールを確認しながら少しずつ進めています!

Yutaka Hosoe
CEO